
浅口市鴨方町で完成見学会を開催いたします。
https://www.corehouse.jp/event/kengaku/kamogata2022031213
3月12日(土)-13日(日) 予約制となりますが、求めの無い押しの営業は一切いたしませんのでお気軽にご参加ください。
OBさまからは“びっくりするほど押さなすぎ”のご指摘を頂くほどですが(;’∀’)
押さない分、「モノづくり」で勝負!がコアハウスの信条。
という訳で見学会に先立ちまして、こういった所を見て欲しい!という願望(笑)を記事にしたいと思います。
●素材選び

建築の素材選びで私たちが大切にしていることは2点。
「五感に心地よいこと」と「持続性があること」。
例えば床材。床は歩いたり座ったり、触れずにはいられない部位なので、
①ハダシの足ざわりがよく、温い
②完成後すぐから20年経っても良い香りが続く
③時間が経つほど風合いを増してゆく
④数十年後にもなくならないのでメンテナンスができる
といったポイントから杉・桧・松などの国産の針葉樹をメインに選んでいます。
熱伝導率が低く熱容量が小さい針葉樹は肌あたりがよく、フィトンチッドという芳香成分はリラックス効果があると言われています。
そして日本の山に今までもこれからもずっと存在する材料なので、将来にわたって同じ材料でのメンテナンスが可能です。
もちろん床だけでなく、構造・屋根・外壁・内壁など等、それぞれに適材適所で素材を厳選しています。コスト的な適材適所も考えていますので、“丁度よいモノ”をという視点で手の届きやすさも考慮しています。
●高耐久性/高耐用性は標準機能

見ただけで分かるものではないのですが、強い構造を組み、70年以上(目標は100年)の耐久性を誇れる住まいとすることを考えています。
そのために、
①備後エリアの気候に近く、適切に育てられた健やかな国産木材を選ぶ。
②構造計算(許容応力度計算)を自社で全棟実施し、“耐震等級Ⅲ”の強度を満たす基礎・構造を計画する
③継ぎ目のない一体打ちの基礎を自社施工し、シロアリを物理的にバリアする
といったことを標準化しています。
『家なんて自分たちが使う間の30年もてばいいんだよ。』それも一理あるかもしれません。
でも万が一の時、例えば南海トラフ地震で震度6強の地震が起きたとして、、、
30年寿命の家は、倒壊はしなくても大破して建替えとなる可能性を孕んでいます。
100年寿命(耐震等級Ⅲ)の家は、小さな補修をすれば住み続けることができます。
地震保険は建築費の半分までしかカバーしてくれません。
万が一の時にこそ、『この家でよかった』と言ってもらえるような住まいを標準にしたいと考えています。
●快適/健康的な温熱環境を小エネで
ヒートショックや熱中症といった健康リスクが、実は住まいの中に存在していることに昨今注目が集まっています。
そのおかげもあり、今やタ〇ホームですらUA値~の断熱性能をアピールする時代になりました。
これはいいことです。
その反面、数字の競争の様相を呈してきて、本当の目的であったはずの快適/健康的な温熱環境から少し目線がぶれているように感じています。
設計時に考えることは、
①適切な断熱気密の計画とパッシブデザインによって、建物本体の省エネ性を最適化する
②ZEHを視野に入れ、創エネ・省エネ設備と、空調換気設備を総合的に検討する
ということ。
要するに、どれだけ省エネで健康温度を適えられるか、を考えます。
断熱材は発熱体ではないので、高断熱イコール快適という訳ではないと感じています。
空調設備の最適化をきちんと考えることも、プロに求められているもののはず。
そしてコロナ禍やウクライナ問題もあり、エネルギーコストの高騰はもはや待ったなしです。
電気代・ガス代・灯油代を気にせずに、つまり我慢せずに快適に過ごせる。
これからの住まいには不可欠な事だと考えています。
●デザインってなんだろう?
「じゃあデザインにはこだわらないの?」
と言われるととそんなことはないつもりです。
でも、“意匠”ということでしたら、上記の要素の次点で考えています。
個人的には“デザイン”は、素材・性能・機能・意匠・コスト他の総称ととらえています。
特にモノづくりに主眼を置く工務店的視点で、『カッコいいけど壊れやすい』『カッコいいけど住みにくい』ではよくないと思っています。
でも逆に『丈夫で住みやすいけどカッコ悪い』と言われると残念なので、頑張って意匠も整えていますがいかがでしょうか???
ぜひ見学会の会場にてお確かめください!!!
世代・性別・趣味を問わず、「悪くないね」と言ってもらえるような、機能的でニュートラルな意匠を心掛けています。
●普段の暮らしに特別感を
住まい手さまごとに違う暮らし方に合わせて、住まいの器の形を整える。
丁寧な家づくりの作業は、ご入居後の普段の暮らしに特別感を感じさせてくれると、OB施主様よりお聞きしました。
今回もそんな特別感を感じて頂けるように丁寧にデザインしたお住まいです。
是非この機会にご見学頂けますと幸甚です。
ご予約を心待ちにしております。
(記/チバダイスケ)