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風の通り道を設計する|窓の数や形・位置に意味があるという話

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 2022年の夏が到来しました。今年は梅雨が短かった分、夏が長そうです。
最近の夏は暑さが厳しいので、日中は窓を閉めての冷房は必須。でも、この夏は新型コロナウィルスがまた猛威を振るいそうなので、窓を開けた換気のお話をしてみたいと思います。

窓を開けても換気できない事があるって知ってますか?

 みなさん、窓を開けて換気するときにどんなことに気を付けていますか?
網戸をきちんと閉める、という答えとかかなと想像しますが、それも大切ですね。
それとあわせて気を付けて欲しいことがあります。

窓は1か所だけ開けても換気は進まない
(引用:YKK AP 窓がポイント! 住まいのじょうずな換気方法 より)

意外と知らない方も多いのが、窓は1か所だけ開けてもうまく風が流れないこと。

風通しというのは、風の「入口」と「出口」が必要です。2か所の窓を開けるというのは重要なポイント。しかも、単に2か所の窓を開ければ効果は同じではありません。出来るだけ空間の対角線の関係性の窓を開けるというのが一番効果的です。

窓メーカーのYKK APが解説しているHPがありましたので参考にリンクします。
窓がポイント! 住まいのじょうずな換気方法

実はこれ、家づくりで意識してほしいポイントでもあるんです。

風の通り道は家全体で考える

 流石に40度を超す真夏の日中に風通し、、、で熱風を取り込むのはNGです。でも中間期や夏季の朝晩に涼風が家の中をそよぐ、とのは「いい家だなぁ」と感じられる瞬間になるはずです。

では、そんないい風を感じられる家にするためにはどうするか?
先述の対角線配置の開口部を設計に落とし込んでいきます。

但し、風はいつも同じ方向から吹いてはくれません。そこで東西南北いろんな風をキャッチすべく、バランスよく窓を配置します。

例えばLDKを計画する際に、南面にしか開口部が無いと空気の循環しにくい空間になってしまいます。
LDKは特に人が集まり長く滞在して、呼吸・調理・食事・団らんと空気の淀みが生まれやすい場所でもあるので、通風のためにLDKには【東西南北】それぞれに風の入口/出口の窓を設定しましょう!


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気づかれましたか?
LDKの東西南北 全部に窓って無理じゃないの?という事に。

その通り。LDK単体のひと部屋でだけで考えてしまうと、東西南北の全面に外気に面する窓を計画することはほぼ不可能です。
なので、風通しは家全体で考えることが大切になります。

窓の数や位置・形には意味がある

LDKの上手な風の通り道計画の一例

一例で言えば、
玄関や水廻りといった機能部にも窓を設けておくと必要に応じて風の出入口にできたり、
吹抜けや高窓を設けておくと、上下の繋がりや高低差を活かした風の道を計画出来たりするわけです。

特に、建物の最上階の天井付近にある高窓は、天井に溜まった夏季の熱い熱気を排熱するのにもかなり有効なので、まず窓開けで排熱→冷房スイッチONという使い方をすると光熱費も節約できます。

それからよく見かけるのが、寝室や子供部屋の窓ひとつだけの個室。

プライバシーや防犯といった理由がある場合もあると思いますが、風は通りにくいので熱気が溜まると寝苦しい夜が増えてしまいます。
夜間であれば、夏でも風通しだけで快適という日も多いのでしっかり排熱してくれる窓は有難く感じられます。

どうしても窓が1か所しか取れない部屋では、「ウインドキャッチ連窓」という形状もオススメです。

YKK AP 風を取り入れやすい窓 より

風の通り道を設計して、省エネに過ごそう

 コアハウスでは、20年来取り組んできたパッシブデザイン手法の風通しの設計をより丁寧に落とし込むために、シミュレーション解析も行っています。

風通しのシミュレーション
換気機械が無くても空気が淀まない家になるように

快適にくらして頂けるように&住んでからの後悔がないように、
窓の数や位置・形をしっかり検討した提案をしています。

風通しの良さは、コアハウスの木のいえ共通の特徴の一つとなってくれています。
通風を上手に計画できると、エアコン冷房が必要になる期間を最小化=省エネで過ごせる住まいとなります。

トイレ・浴室に窓が必要なのか問題

最近、SNSやネットで機械換気・機械空調があるからトイレや浴室に窓は別にいらないよ、といった論調を目にする機会が増えています。
(いろんな家づくりの考え方やケースがあるので、それもその方の正解として求められれば尊重したいと思っています。)

ただ個人的には、
①まず機械に頼らなくても機能が成り立つ自立的な住まいを設計した上で、
②より機能性を高めたり、弱点を補うために機械も使う
という設計をよしとしています。

トイレや浴室にも窓を配置する理由は、そういった考え方によるものです。
その上その窓は、必要に応じてトイレ・浴室以外の通風にも働いたり、配光したりと、その役割は一つだけではありません。

なので、実は設計している窓に意味のない窓は一つもありません。
スムーズな通風計画はもちろん、採光・借景・外観のバランス等、いろんな意味や役割が窓には込められています。
そんな細かすぎて伝わらない工夫は“なんか住みやすそう”という感覚を生んでくれます。そして住み始めてから、あ!こんな工夫があったんだ!と気づいてもらえると嬉しいな~、なんて。

いい風を感じる暮らしを

実は、様々な工夫とテクニックが詰まっている窓での換気通風計画。
なんとなくポイントをわかって頂けましたでしょうか?

風通しのコツを押さえて、いい風を感じる暮らしをお楽しみください。
それは無理せずに快適で省エネな、地球想いの暮らしに繋がっているはずです。

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代表 千葉 大輔


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