こんにちは!テシマです。
早いもので、今年もあと1か月半ととなりました。
最近は朝晩もかなり冷え込むようになったので、先日、家のスリッパを暖かい冬用のものへ替えました。
我が家はまだ賃貸暮らしで、古い鉄筋コンクリート造の建物に住んでいます。
冬はホットカーペットと暖かいルームソックスが必需品で、毎年底冷えする寒さをなんとかしのいでいます。
最近の住宅事情は、高気密・高断熱が当たり前、さらには全館空調も普及しはじめ、家はどんどん高機能になっていますよね。
全館空調ともなると初期コストもかかるため、採用する方とそうでない方がいらっしゃると思いますが、私が一番採り入れやすく、シンプルにいいなと思うのは、杉の床です。
見学会の時やOB様宅にお邪魔した際に、一番最初に違いを感じるのは床なんです。
家に足を踏み入れた瞬間、なんだか優しい踏み心地。
お客様のお宅のため、スリッパを履いてはいるものの、それでも歩き心地が静かで優しい感じがします。家じゅうに漂う、木の香りも相まって、なんだか自然に心がほわ~っとほぐれる感じです。コアハウスに勤める前までは、床の素材は見た目以外であまり考えたことはなかったのですが、この心地よさを知ると、やっぱり自然素材っていいなぁと感じるのでした。
この居心地良さをちょっと紐解いてご説明すると、柔らかい触り心地、木の香り以外にも、「人の体温を奪わない」杉の性質があります。
無垢材は木の中に多数の空洞が開いている【多孔質】という性質があります。空気は温度を伝えにくいため、この多孔質という性質が断熱性に効果をもたらしています。
杉やヒノキのような「針葉樹」はこの空洞が特に多くあります。外の冷たい空気を伝えにくく、肌が触れても体温を奪いにくいため、「温かい」と感じるんですね。
発泡スチロールや段ボールに触れた時に冷たくないのも同じ理由です。
反対に、熱を伝えやすい素材…例えば金属に触れると体温をどんどん奪われるので「冷たい」となりますよね。
杉の断面、段ボールとそっくりですね。
高価な空調設備がなくとも、床を冷気の感じにくい素材にするだけで、心地よさは全然違います。
なので、私も家を建てるなら、床は絶対杉にするぞ!とひそかに決めています(笑)
ちなみに、表面に薄い木のシートを張ったフローリングでは、この温かさは得られませんm(__)m
無垢材の床は傷がつくのが気になるというご意見もありますが、紙やすりで表面を削って自分でメンテすることもできますし、時間の経過で木の色が濃くなっていくので、傷も徐々に馴染み、味わいに変化しますよ。
革製品が古くなっても、経年変化で味わい深くなっていくのと似た感覚でしょうか。
傷も味わいに変わるのは、自然素材ならではです。
気になる方は、是非一度モデルハウスでご見学下さいね♪
最後に、とあるOB様宅で暮らす猫ちゃんの様子↓
とっても気持ちよさそう。
ご主人様のお話によると、新しいお家になってから、爪とぎの回数が激減したのだそう。
癒し効果は人だけではなさそうです。
床の上でお昼寝している猫ちゃんと一緒に、ご主人様も日向ぼっこをされるんだとか。
動物好きの私にとっては羨ましすぎるエピソードです^^
この度、コアハウスの公式LINEアカウントを開設致しました!
家づくりについてわからないこと、ちょっと聞いてみたい事などをLINEトークで気軽にご相談いただけたり、イベント情報、メンバー様限定の動画コンテンツや現場通信などをお届けいたします。
見学会や各種イベントの予約をLINEから行うこともできます。
・見学会のご案内
・家づくりのご相談
・お家のお手入れのご相談
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※営業時間外のトークからのメッセージのご対応は翌営業日にご対応となります。
(営業時間:平日8:00ー18:00/日曜9:00-17:00)
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方法①下記URLより追加
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是非この機会にご登録ください♪
2022年の夏が到来しました。今年は梅雨が短かった分、夏が長そうです。
最近の夏は暑さが厳しいので、日中は窓を閉めての冷房は必須。でも、この夏は新型コロナウィルスがまた猛威を振るいそうなので、窓を開けた換気のお話をしてみたいと思います。
みなさん、窓を開けて換気するときにどんなことに気を付けていますか?
網戸をきちんと閉める、という答えとかかなと想像しますが、それも大切ですね。
それとあわせて気を付けて欲しいことがあります。
意外と知らない方も多いのが、窓は1か所だけ開けてもうまく風が流れないこと。
風通しというのは、風の「入口」と「出口」が必要です。2か所の窓を開けるというのは重要なポイント。しかも、単に2か所の窓を開ければ効果は同じではありません。出来るだけ空間の対角線の関係性の窓を開けるというのが一番効果的です。
窓メーカーのYKK APが解説しているHPがありましたので参考にリンクします。
窓がポイント! 住まいのじょうずな換気方法
実はこれ、家づくりで意識してほしいポイントでもあるんです。
流石に40度を超す真夏の日中に風通し、、、で熱風を取り込むのはNGです。でも中間期や夏季の朝晩に涼風が家の中をそよぐのは、「いい家だなぁ」と感じられる瞬間になるはずです。
では、そんないい風を感じられる家にするためにはどうするか?
先述の対角線配置の開口部を設計に落とし込んでいきます。
但し、風はいつも同じ方向から吹いてはくれません。そこで東西南北いろんな風をキャッチすべく、バランスよく窓を配置します。
例えばLDKを計画する際に、南面にしか開口部が無いと空気の循環しにくい空間になってしまいます。
LDKは特に人が集まり長く滞在して、呼吸・調理・食事・団らんと空気の淀みが生まれやすい場所でもあるので、通風のためにLDKには【東西南北】それぞれに風の入口/出口の窓を設定しましょう!
・
・・
・・・
・・・・?
気づかれましたか?
LDKの東西南北 全部に窓って無理じゃないの?という事に。
その通り。LDK単体のひと部屋でだけで考えてしまうと、東西南北の全面に外気に面する窓を計画することはほぼ不可能です。
なので、風通しは家全体で考えることが大切になります。
一例で言えば、
玄関や水廻りといった機能部にも窓を設けておくと必要に応じて風の出入口にできたり、
吹抜けや高窓を設けておくと、上下の繋がりや高低差を活かした風の道を計画出来たりするわけです。
特に、建物の最上階の天井付近にある高窓は、天井に溜まった夏季の熱い熱気を排熱するのにもかなり有効なので、まず窓開けで排熱→冷房スイッチONという使い方をすると光熱費も節約できます。
それからよく見かけるのが、寝室や子供部屋の窓ひとつだけの個室。
プライバシーや防犯といった理由がある場合もあると思いますが、風は通りにくいので熱気が溜まると寝苦しい夜が増えてしまいます。
夜間であれば、夏でも風通しだけで快適という日も多いのでしっかり排熱してくれる窓は有難く感じられます。
どうしても窓が1か所しか取れない部屋では、「ウインドキャッチ連窓」という形状もオススメです。
コアハウスでは、20年来取り組んできたパッシブデザイン手法の風通しの設計をより丁寧に落とし込むために、シミュレーション解析も行っています。
快適にくらして頂けるように&住んでからの後悔がないように、
窓の数や位置・形をしっかり検討した提案をしています。
風通しの良さは、コアハウスの木のいえ共通の特徴の一つとなってくれています。
通風を上手に計画できると、エアコン冷房が必要になる期間を最小化=省エネで過ごせる住まいとなります。
最近、SNSやネットで機械換気・機械空調があるからトイレや浴室に窓は別にいらないよ、といった論調を目にする機会が増えています。
(いろんな家づくりの考え方やケースがあるので、それもその方の正解として求められれば尊重したいと思っています。)
ただ個人的には、
①まず機械に頼らなくても機能が成り立つ自立的な住まいを設計した上で、
②より機能性を高めたり、弱点を補うために機械も使う
という設計をよしとしています。
トイレや浴室にも窓を配置する理由は、そういった考え方によるものです。
その上その窓は、必要に応じてトイレ・浴室以外の通風にも働いたり、配光したりと、その役割は一つだけではありません。
なので、実は設計している窓に意味のない窓は一つもありません。
スムーズな通風計画はもちろん、採光・借景・外観のバランス等、いろんな意味や役割が窓には込められています。
そんな細かすぎて伝わらない工夫は“なんか住みやすそう”という感覚を生んでくれます。そして住み始めてから、あ!こんな工夫があったんだ!と気づいてもらえると嬉しいな~、なんて。
実は、様々な工夫とテクニックが詰まっている窓での換気通風計画。
なんとなくポイントをわかって頂けましたでしょうか?
風通しのコツを押さえて、いい風を感じる暮らしをお楽しみください。
それは無理せずに快適で省エネな、地球想いの暮らしに繋がっているはずです。
福山市の木の注文住宅工務店
コアハウス
代表 千葉 大輔
先日、尾道市栗原町での住まいが完成しまして無事お引渡しを終えました。
超省エネ装置であり、全館空調システムでもある【OMX】搭載のお住まいです。
OMXは、①太陽光発電、②全熱交換第1種換気システム、③全館空調システム、④給湯機 を連動させて、住宅の“熱”エネルギーに関して有機的に統括制御するオールインワンの省エネシステム。
住まいの省エネ専門家をして2050年レベルの省エネ装置と言わしめるちょっとすごい装置です。
①太陽光発電は光で発電だけでなく、太陽熱・発電熱も回収して暖房に使ったり、
②③換気と空調が連動して、新鮮外気を熱・湿気を回収しながら暖めたり冷やしたりして空調として吹出したり、
④給湯は、冷房時の熱い排熱を利用してヒートポンプで効率的にお湯を沸かしたりします。
建築前に光熱費も計算・シミュレーションするのですが、今回のお住まいはオール電化で年間光熱費は7万円台の予想。ちょっと不利に出る計算なので恐らくもう少しお安く済むはずです。
家づくりを考えるとき、意匠や家事動線をインスタグラムなどでじっくり検索される方は多いと感じますが、省エネについてしっかりと調べ考えている方は少数派です。
つい忘れてしまいがちですが、家のお金の計画というのは住宅ローンだけではなくて、生活のための光熱費もあらかじめ含めて考えておくべきです。何十年と住む住まいでは、最終的にお手元に残る資産はそれによって大きく変わってきますので。
という事で、光熱費/エネルギーの動向についても少し注目してみましょう。
特に最近は、コロナ禍に始まり、ウクライナ危機、円安も急激に進んであっという間の物価高騰に辟易してしまいますが、電気代・ガス代も例にもれず値上げの連続。。。
省エネの配慮なくたくさんのエネルギーを消費する住まいと、省エネの配慮をして少ないエネルギーで暮らす住まいで比較すると、値上げの影響が大きく響くのがどちらなのかは簡単に想像できます。
物価高騰の時代に突入したからこそ、これから本当に大切にしないといけないエネルギーの問題。
エネルギーコストの値上げに振り回されず、無理な節約を考えなくていい暮らしを考えておくことは、住まい手さまの安心のために必須となってきています。
意匠や間取りももちろん大切ですが、意匠・間取りだけがデザインではない訳です。きちんとエネルギーや温熱環境・強度・耐久性などもデザインしておくという事が、総合的によいデザインだと思うのですが、皆さんはどのように思われますでしょうか?
では小エネでも快適に暮らせる住まいにするためにどんなことをすればよいのか? これは何か一つだけで正解になることはありません。いくらOMXがすごくても。
そもそも機械・システムに頼りきりで省エネを目指すのは順番が違います。まずはじめに押さえるべきは住宅そのものの小エネ化。
まず、断熱・気密。
基本的な部分ですが、一番効果も分かりやすい対策。ただし断熱気密の為に単に窓を減らしたり小さくしたりというのはちょっと浅くて、窓から入る/遮る太陽熱や、風通しなども考慮しながら断熱気密を設計すると尚よしかと。
次に方角性。
先ほどの窓から入る/遮る太陽熱に関係しますが、小エネの為には太陽に素直に=南に素直に建物を向けるという事がとても大切。太陽熱のコントロールがしやすく、太陽光発電も効率的になります。建物は景色のいい方向に向けましょう!も配置計画の正解の一つですが、方角性を無視してまですべきではないかな、というのが私の感覚です。
最後に暮らし方。
例えば夏季は東西の大きな窓にはすだれやハニカムスクリーンをセットしたり緑のカーテンで日射を遮る工夫をするとか、冬季の日射しをしっかり取り入れるために日中は南のカーテンをきちんと開けたり、日射を取り入れつつ周りからの目線をカットできるように南の窓にはブラインドを検討するであったり、暮らし方ひとつでエネルギーの使用量はかなり変わります。
こういった住まいのエネルギーの小エネ化を丁寧にデザインした後の最後の仕上げが、OMXだったり、OMソーラーだったり、太陽光発電だったりするわけです。
設備による画竜点睛によって、とても小エネで光熱費も気にならず快適に暮らせる素晴らしい住まいが完成します。
私は作り手である以上、住まい手さまには何十年経ってもマイホームLOVE!でいて頂けるような家づくりがしたいと思っています。
そのためにはやはりエネルギーについてのデザインは欠かせないものだと思っています。
他にも五感に訴える質感とか、空気質の良さとか、耐震など頑丈さとか、もちろん意匠・間取りも平均点高く整えることが住まいの愛着に繋がる気がしています。
コアハウスの住まいは、人知れず実は様々な要素を深く考えて造っています。
私たちが持ち得る知術の集大成といえる木のいえをご提案しています。
とはいえ、家づくりの唯一の正解は住まい手さまがそこでの暮らしに満足できること。
住まい手さまにとって、満足できる暮らしとはどんなものなのか。
そしてコアハウスから提供できる住まいの価値はどのようなことがあるか。
コンセプトブックや、新市町あしな台のモデルハウスでその辺りの手がかりを得て頂いたり、ご説明・ご相談を受け付けています。
強引な押しの営業はしませんので、お気軽にお申し付けください。
ご案内ののち、たとえパートナーに選ばれなかったとしても、みなさんの満足いく家づくりのヒントがあればとても嬉しく思います。
福山市の木の注文住宅工務店
コアハウス
代表 千葉 大輔
こんにちは!コアハウスのテシマです。
3月12日・13日 完成見学会にお越しいただいたお客様、
ありがとうございました!
今回の会場は、28坪ほどのコンパクトなお宅だったのですが、
見学会にご来場いただいたお客様からは
「想像していたより広い!」
「暮らしやすそう」
というご感想を多くいただきました。
1階に生活スペースをまとめ、小さめの2階がある平屋風のお家です。
今回は建物の様子をご紹介します♪
この家は南北の方向に対して西に傾いた敷地に、南に素直になるように建物を斜めに配置しています。
方角を整えることで、冬の日差しは部屋の奥まで届き、夏の日差しは軒で遮るという
季節ごとの太陽高度を利用した日射制御が可能になります。
また、隣家の目線を交わしながら、窓から外の景色を眺められる効果もあります。
リビングなどのくつろぎの空間と水回りなどの生活スペースの間に階段を配置しています。
壁で仕切らず、階段で柔らかくゾーンニングすることで、空間も広く感じられます。
階段下は収納になっていて、スぺースを無駄なく活用!
廊下の奥には寝室があります。静かで落ち着いた雰囲気になるように、リビングの音が届きにくい位置に部屋を配置しています。
小さめ2階はフリースペースと収納があります。将来の子供部屋や趣味部屋、来客間として多目的に考えています。
いかがでしたか?
この日はお天気も良く、暖かかったので全館空調の出番がなかったのが少し悔やまれますが(汗)
窓から入る心地よい風と、柔らかい自然素材の手ざわり足ざわり、森林浴をしているような木の香りで
ここにずっと居たい~!と思ってしまう癒し空間でした。
来場者の皆さんもゆったりリラックスしてご見学。いつもの見学会より1組あたりの滞在時間も長い印象でした(笑)
見学会に来られたお客様から一番反応を頂くのが、この空気感、居心地の良さです。
無垢材の床や、珪藻土などの自然素材を使っているので、嫌な臭いは一切ありません。
お部屋中が木の香りでいっぱいです。
室内の日当たりや風通し・室温も立地条件から事前にシミュレーションしているので、暑すぎたり寒すぎたりしない快適な温熱感。
コンパクトな間取りでも、視線の抜け方を考えて広く感じさせたり、暮らしが楽になる生活動線などなど
完成見学会はお施主様の実際の住まいなので、ご来場いただいた方にも、よりリアルな目線でじっくりご体感頂けると思います。
是非、ご自身のお家のような気持ちで見学して頂けたらと思います。
次回見学会は夏頃を予定していますので、マイホームをご検討中の方も、家づくりに興味がある方もお気軽にご参加下さいね♪
浅口市鴨方町で完成見学会を開催いたします。
https://www.corehouse.jp/event/kengaku/kamogata2022031213
3月12日(土)-13日(日) 予約制となりますが、求めの無い押しの営業は一切いたしませんのでお気軽にご参加ください。
OBさまからは“びっくりするほど押さなすぎ”のご指摘を頂くほどですが(;’∀’)
押さない分、「モノづくり」で勝負!がコアハウスの信条。
という訳で見学会に先立ちまして、こういった所を見て欲しい!という願望(笑)を記事にしたいと思います。
建築の素材選びで私たちが大切にしていることは2点。
「五感に心地よいこと」と「持続性があること」。
例えば床材。床は歩いたり座ったり、触れずにはいられない部位なので、
①ハダシの足ざわりがよく、温い
②完成後すぐから20年経っても良い香りが続く
③時間が経つほど風合いを増してゆく
④数十年後にもなくならないのでメンテナンスができる
といったポイントから杉・桧・松などの国産の針葉樹をメインに選んでいます。
熱伝導率が低く熱容量が小さい針葉樹は肌あたりがよく、フィトンチッドという芳香成分はリラックス効果があると言われています。
そして日本の山に今までもこれからもずっと存在する材料なので、将来にわたって同じ材料でのメンテナンスが可能です。
もちろん床だけでなく、構造・屋根・外壁・内壁など等、それぞれに適材適所で素材を厳選しています。コスト的な適材適所も考えていますので、“丁度よいモノ”をという視点で手の届きやすさも考慮しています。
見ただけで分かるものではないのですが、強い構造を組み、70年以上(目標は100年)の耐久性を誇れる住まいとすることを考えています。
そのために、
①備後エリアの気候に近く、適切に育てられた健やかな国産木材を選ぶ。
②構造計算(許容応力度計算)を自社で全棟実施し、“耐震等級Ⅲ”の強度を満たす基礎・構造を計画する
③継ぎ目のない一体打ちの基礎を自社施工し、シロアリを物理的にバリアする
といったことを標準化しています。
『家なんて自分たちが使う間の30年もてばいいんだよ。』それも一理あるかもしれません。
でも万が一の時、例えば南海トラフ地震で震度6強の地震が起きたとして、、、
30年寿命の家は、倒壊はしなくても大破して建替えとなる可能性を孕んでいます。
100年寿命(耐震等級Ⅲ)の家は、小さな補修をすれば住み続けることができます。
地震保険は建築費の半分までしかカバーしてくれません。
万が一の時にこそ、『この家でよかった』と言ってもらえるような住まいを標準にしたいと考えています。
ヒートショックや熱中症といった健康リスクが、実は住まいの中に存在していることに昨今注目が集まっています。
そのおかげもあり、今やタ〇ホームですらUA値~の断熱性能をアピールする時代になりました。
これはいいことです。
その反面、数字の競争の様相を呈してきて、本当の目的であったはずの快適/健康的な温熱環境から少し目線がぶれているように感じています。
設計時に考えることは、
①適切な断熱気密の計画とパッシブデザインによって、建物本体の省エネ性を最適化する
②ZEHを視野に入れ、創エネ・省エネ設備と、空調換気設備を総合的に検討する
ということ。
要するに、どれだけ省エネで健康温度を適えられるか、を考えます。
断熱材は発熱体ではないので、高断熱イコール快適という訳ではないと感じています。
空調設備の最適化をきちんと考えることも、プロに求められているもののはず。
そしてコロナ禍やウクライナ問題もあり、エネルギーコストの高騰はもはや待ったなしです。
電気代・ガス代・灯油代を気にせずに、つまり我慢せずに快適に過ごせる。
これからの住まいには不可欠な事だと考えています。
「じゃあデザインにはこだわらないの?」
と言われるととそんなことはないつもりです。
でも、“意匠”ということでしたら、上記の要素の次点で考えています。
個人的には“デザイン”は、素材・性能・機能・意匠・コスト他の総称ととらえています。
特にモノづくりに主眼を置く工務店的視点で、『カッコいいけど壊れやすい』『カッコいいけど住みにくい』ではよくないと思っています。
でも逆に『丈夫で住みやすいけどカッコ悪い』と言われると残念なので、頑張って意匠も整えていますがいかがでしょうか???
ぜひ見学会の会場にてお確かめください!!!
世代・性別・趣味を問わず、「悪くないね」と言ってもらえるような、機能的でニュートラルな意匠を心掛けています。
住まい手さまごとに違う暮らし方に合わせて、住まいの器の形を整える。
丁寧な家づくりの作業は、ご入居後の普段の暮らしに特別感を感じさせてくれると、OB施主様よりお聞きしました。
今回もそんな特別感を感じて頂けるように丁寧にデザインしたお住まいです。
是非この機会にご見学頂けますと幸甚です。
ご予約を心待ちにしております。
(記/チバダイスケ)
本日で2021年の営業を無事終了いたしました。
コロナ・ウッドショックと逆風強い中で、皆様のご愛顧を賜り無事の終業を迎えることが叶いました。
心より感謝申し上げます。
来年も誠実に丁寧に、工務店らしい機能的で暮らしやすい家づくりに社を挙げて取り組んでまいります。
関わって下さる方みなさまに喜んでいただけるように、地道に地味ながら滋味深い建築の研鑽を続ける所存。
2021年を振り返ってみると…
デザイナーの小泉誠さん設計のトイレブース。
非住宅分野も今まで経験が無いわけではないのですが、弊社らしい”事務所や店舗の木質化”の取り組みを始めるきっかけになりました。新たなチャレンジの機会を頂きましてありがとうございました。
その後、雑誌「暮らすびと」や暮らしぶり動画の撮影にもご協力頂きまして、大変お世話になるお住まいが完成。おおらかなお人柄と暮らしぶりが素敵でつい いろいろとお願いしてしまいました。
OMソーラーで温かな家は、緊張を解き、ゆったりと過ごすセカンドライフには丁度いいな、と再認識しました。
温度ムラの無い省エネな全館空調“パッシブエアコン”をはじめて搭載したお住まいです。
2021年から、快適な温度をいかに“小エネ”で実現するか、ということを大きなテーマとして家づくりに取り組むようになりました。
「ときをためる」というライフスタイルと、健康的な暮らしの為の全館空調をどう調和させるかを考えた住まいでした。
get along swimmingly=順調に暮らしていく。若いご夫婦とお子さまたちの暮らしを育む器として、強く(耐震等級Ⅲ)、温かく(高断熱+OMソーラー)、低負荷(ZEH)な住まいにまとめました。
子育てに集中できるように、住まいの心配事は出来るだけ少なくする。暮らしやすさは総合的なバランスの良さが大切かな、と。
加茂町の人気のカフェ ソウモクコーヒーさんの販売用のブースの製作を仰せつかりました。
早くも非住宅の木質化2件目。木を使ったインテリアは雰囲気を優しくしてくれますね。
事務所やお店のリフォームも承っておりますので、是非ご相談ください。
家具好きな住まい手さまと、家具と庭と家を結んだ暮らしを考えました。
窓辺で緑を眺めたり、葉陰をテーブルに落としたり、家に調和する家具を設えたりetc…
庭、家具、家を切り離して考えては中々上手くいかない仕掛けを狙ったお住まいです。
小さな家が好きなんです、という奥様の言葉が印象的だったお引渡ししたてのパッシブエアコンのお住まい。
コンパクトに機能的にまとめる事が出来れば、小さな家は小エネで暮らせて、手の届きやすい距離感で使いやすく、温度差が生まれにくい等、いいことがいっぱいあります。
今年もたくさんのお仕事を頂きました。
どれも住まい手さまのこだわりや暮らしを考えた工夫が満載で、温かさと暮らしやすさが自慢です。
来年も一棟ずつを丁寧に。
温かく暮らしやすい家づくりを続けて参ります。
機会がありましたら、是非体感していただけますと幸いです。
冷えは万病のもと。
年末年始、皆様も温かくしてお過ごしください。
それではよいお年を!
(記/チバダイスケ)
冒頭から少し雑に投げかけた“いい家”のフレーズですが、実際にどんな家がいい家がなのかを説明しようとするとこれがなかなか難しい。
住まいというのは、≒価値観なので、十人十色の正解がある訳です。
デザインがいい家に住みたい!、性能にこだわりたい!、メンテフリーが最優先!etc…
特に最近はインスタグラムなどのSNSの浸透もあり、デザイン優位の選択が多くなっている印象もあります。
その一方でこんなデータも。
注文住宅を建築後、年数を経てどんなところに後悔があったかというアンケートのデータです。
1位の収納・間取りに関しては、ライフスタイルの変化に伴って家族にとっての最適の形が変わるのである程度仕方ない側面もあるかもしれません。
注目してもらいたいは2位の“寒い/暑い、風通しが悪い、暗い、結露”。
右肩上がりに、時間経過に伴って後悔の度合いが増しています。
(あと耐震性・高齢者対応も右肩上がりで後悔が大きくなるポイントになっています。)
つまり、将来にわたって後悔しない“いい家”にするためには、快適な温度(できれば耐震性・高齢者対応も)の対策を新築時にしっかり考えておく必要がある訳です。
逆にデザインや広さに関してはあまり時間を経ても後悔していないというのも少し面白いデータかな、と。
皆さんデザイン・広さは分かりやすい分、ちゃんと考えて建てるので後悔しないのか・・・ちょっと気になる所があっても、慣れてしまうと気にならなくなる・・・のでしょうか^^;
デザイン・広さへのこだわり・情熱の一部を温熱環境へ傾けるとバランスいいのかも(;^_^A
将来にわたって後悔の少ない家づくりとするために、温かい/涼しいの計画がとても大切という事で、ではどのようにその温熱環境を整えていくか?を考える訳です。
コアハウスでは、温熱環境を整えるためにOMソーラー㈱の“パッシブエアコン”という24時間全館空調システムを多く採用するようになりました。
詳細リンク:OMソーラー㈱ パッシブエアコン
ここからはパッシブエアコン採用のワケなど、少し紹介していきたいと思います。
温かい/涼しいという環境をただ数値として叶えるだけであれば、各部屋にエアコンなどの冷暖房器具をセットすれば解決するわけですが、実際には後悔に繋がっているのにはいくつか理由があると思っています。
その一つは“省エネ性”。
もう少しかみ砕いていえば、光熱費・ランニングコストです。
例えば、“床暖房”を採用したとあるお宅ではランニングコストの高さ故に来客時にスイッチを入れるだけで、住まい手さまの暮らしの温度には貢献しなかった、なんていう事もあるあるで聞く話です。
つまり省エネで光熱費を気にせずに使える空調設備でないと意味がないということ。
そしてパッシブエアコンのランニングコストはというと・・・
24時間空調は留守中の電気代がもったいないと思われがちですが、外出中は温度設定を緩めたキープ運転を行うため、On/Offを繰り返し始動時の負荷が大きい間欠運転よりも返って省エネにもつながる仕組みです。
菅前総理・岸田総理と、CO2の排出量の劇的な削減を宣言し、急速な脱炭素が住宅の分野でも進んでいくと予想もされます。省エネかつ快適な温熱環境という事は、今後さらに重要度を増していくことになるはずです。
ヒートショックという言葉もこれから冬本番を控え、目にする耳にする機会も増えてきます。
室内の温度差は、特に歳を重ねてから血圧の大きな変動に繋がり、それが脳梗塞や心筋梗塞などの事故の原因になってしまうということがわかってきました。
特に脱衣室-浴室の温度差や、夜間の寝室の布団の中-廊下・トイレの温度差は悲しい事故の温床で、そこの温度差をいかに解消できるかは、我々造り手に課された大きな宿題です。
また、夏に熱中症になった場所の第1位は実は「家の中」。夏の温度の調整もまたとても大切なこと。
そこでパッシブエアコンの役割は、24時間家全体の温度管理を司り、屋内の温度差を排除して、四季を通して健康的な温度を確保すること。
もちろん気候のいい中間期には、パッシブエアコンのスイッチを切り、窓をあけて風をとおして全然OK。それが出来るように風通しのいい設計と並立して計画します。
ちなみに、家全体を空調することは、寒くて/暑くて使わない部屋が無くなるという効果もあって、家自体はコンパクトに設計しても、返って広く使える家になってくれる、という事も隠れた(でも重要な)ポイントだったりします。
昨今、断熱性能を上げさえすれば、リビングのエアコン1台で1年中暖か/涼しいですよ。という魅力的なフレーズも住宅業界では、まま耳にします。
実際にそれである程度の成功しているお住まいもあるのですが、そこには大きな落とし穴もあって、成功率は100%ではないという事・温かさ/涼しさの質の問題=温度ムラがあげられます。
間取りや空調機器の位置や能力選定などでうまくいかないケースも出てきてしまうのが怖い所です。
温度を持った空気というのは、粘り気のような性質があるようで、リビングから幅75㎝程度のドアを通って廊下に出ていくというようなことにもかなり時間を要します。
その熱の動きをスムーズにするためには、温かい空気は上に昇り、冷たい空気は下に降りるという性質や、空気の循環の経路をきちんと把握し整理することが大切。
パッシブエアコンでは、その熱の通り道の計画をシステムに落とし込んであるので、失敗の心配をせず、温度ムラや気流感の気持ち悪さを感じない温熱環境を整えることが可能です。
以上がパッシブエアコンを採用する大きな理由ですがいかがでしたでしょうか?
他にも、ルームエアコンのような室内機が不要でデザインがスッキリするとか、室外機が何台も屋外に並ぶことが無いので外部の美観を損ねないとか、小さないい所もあったりしますが、一番は“健康的な温熱環境を整えることができる事”です。
もちろんパッシブエアコン以外にも、温熱環境を整える建築的手法はありますので、全ての方にオススメするという訳ではありませんが、一つの選択肢としては優秀だとも思っていますので、
百聞は一見にしかず
ぜひ見学会やモデルハウスでその効果をお確かめ下さい。
どうぞお気軽にお問合せくださいね。
(記/チバダイスケ)
こんにちは! 前回の見学会レビューに引き続き後編をお届けします(^^)
今回は2Fのワークスペースとお庭についてご紹介したいと思います。
千田の家には2Fのフリースペースの一角にちょっとした小部屋があります。
2畳半ほどのワークスペースです。大きな本棚が二つあるので、たくさん収納できますね。
住まい手様の趣味スペースとなるようですが、在宅ワークの部屋としても良さそうです。
家族の気配を感じながらも、ちょっとおこもり感もある場所。疲れた時は、窓から見える借景を楽しんだり。
どんな使い方をして頂けるか、楽しみです(^^)
部屋の反対側はベランダへつながるフリースペース、寝室などがあります。
アイロンがけや洗濯物を畳める造り付け棚も備え付けてあります。
さて、最後にご紹介するのはお庭と外観です!
そして、初めてご覧になる方がちょっと驚かれるのが起伏のある芝の庭です↓
特に子どもたちはこのお庭に大興奮でした!お山のような形にわくわくするようで、虫を見つけたよ!と教えてくれたり、木の周りを走りまわったり、石や葉っぱを集めたりと遊び場としても大活躍でした。
アクセントで入れてある古木もおしゃれです。
庭師さんが数ある樹木の中からこの家に合う木を選んで下さいました。
食卓に座った時にも、丁度よい高さで見えます。
今回の住まいは家と家具、庭の計画を同時に考えることで、それぞれを引き立て合い、調和のとれた空間にすることができました。
庭の計画は予算の関係上、後回しになりがちでもありますが、どんなに狭くても、建築段階から外構を『住空間の一部』として計画することで、隣家との接点、ガレージや門からのアプローチ、ベランダ、それらひとつひとつの有効な使い方が提案でき、緑で暮らしを潤すことができます。
お気軽にご相談くださいね。
*おまけ*
夕方、夕日に照らされる庭とウッドデッキ。
これもまたよきです。
さて、2回に渡りご紹介させて頂きました千田町の家、いかがでしたか?
空気感だったり、木の香りは写真ではなかなかお伝えしきれないので、
ご興味のある方は是非見学会でご体感頂けたらと思っています(^^)
今後の見学会もご注目下さい♪
こんにちは!新人のテシマです。
コアハウスに入社してあっという間に半年がたちました!が、まだまだ日々奮闘中の毎日です(^^;)
最近は冷え込むことも多くなってきましたが、寒くなるにつれて、現場やOB様のお宅にお邪魔した際に、木の家の温かさをより実感するようになって、特に床の温かさにびっくりしています。
(古い我が家との圧倒的な違い…)
さてさて、今回は先月完成見学会を開催した『千田の家』の内部を前編・後編に分けてご紹介していきたいと思います!
WEB内覧会のようなお気持ちで楽しんでいって下さいね♪
今回の住まい手様は府中市の若葉家具㈱様の家具のご愛用者ということもあり、
見学会は若葉家具様にもご協力頂き、ソファやダインニングセットも充実した内観となりました。
ダイニングの横にあるデスクスペース。
壁の一部にコルクを張っているので、忘れそうなメモ書きなど留めることができます。
遠慮なく画鋲がさせる場所があるって、便利そうです。
大きい本棚もあるので、日常の事務仕事やパソコン作業以外にも、趣味スペースとしても良さそうです。
キッチンはお施主様のこだわりでPanasonicを採用。
IHコンロが3つ横並びなのが新鮮でした!
2人で並んでお料理できるそうですよ。
階段の真裏にある洗面脱衣室。
たっぷりと収納力のあるウォークインタイプのファミリークローゼットもあります。
乾いた洗濯ものがすぐにしまえて、帰宅後の着替えも手洗いから直行できるので、動きがスムーズ!
家事の時短にもいいですね。
ファミリークローゼットには、このような個室型のウォークインタイプと、通り抜けるウォークスルータイプがありますが、ウォークインタイプは収納力があり、着替え室としても使いやすいのがポイントです。
リビングや水回りからもアクセスの良い和室は、今はお子さまの遊び場や客間として、将来は寝室として使用するのにおすすめです。
小さな障子窓で落ち着いた雰囲気です。
さて、千田の家のご紹介 前編 いかがでしたか?
次回、後編では2階とお庭についてご紹介する予定ですので、お楽しみに♪
そして今回、初めての試みで、動画制作ツールも新たに導入し、初のルームツアー動画も制作しました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
(私はまだ全然道具が使いこなせないのですが(ーー;)、チバ社長が驚きの習得力で素敵な動画を仕上げてくださいました!)
instagramにてアップしておりますので、是非ご覧ください♪