【第2回】森と暮らす家 ~私たちの選び方~ 薪ストーブと森の住まい(後編)
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2026 / 06 / 14 更新
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第2回 この家ならではの時間

こんにちは。コアハウスの手島です。
神石高原町の美しい自然に溶け込む佇まいや、薪ストーブのある暮らしとお気に入りの窓辺のヌック(デイベッド)についてお届けした前回の記事。
自然の恵みを五感で楽しむ、Iさん一家の暮らしのスタートをご紹介しました。
▼前回の記事はこちら
続く後編では、お家の中にちりばめられた工夫にさらに一歩踏み込んでいきます。毎日の家事が気持ちいい時間になる空間や、お気に入りのプロジェクターを使った楽しい時間の過ごし方、そしてお風呂でのリラックスタイムについてご紹介します。
暖かい陽の光を浴びながら。気持ちがいいお洗濯の時間


新しいお家での暮らしが始まって3ヶ月。「洗濯を干すのがすごく気持ちがいい時間になっています」と奥様は笑顔で語ってくれました 。
「ブラインドを開けて、あぁ今日は天気いいなぁとか、見晴らしもいいし、暖かい陽の光を浴びながら洗濯物を干して、気持ちがいいなぁって。本棚の上で洗濯物を畳んだりもできるし、いいなぁって思います」(奥様)
ただの家事の時間が、景色や陽の光を楽しむ心地よいひとときに 。

「あと、色んな所に本が置けるのも私は嬉しくて。1階から本を取って来たり、2階に絵本も置けるし。」
と、本棚スペースも有効活用されています 。なんとなく本を置いたり、腰掛けたり。
そんな何気ない時間が、自然と暮らしの一部になっているようでした。
階段が可愛い客席に!プロジェクターを色んな壁に映して楽しむ時間
年頃になっても自然と家族が顔を合わせられるように、あえて上がり口をキッチン側に向けて設計したリビング階段。


そんなIさん邸のリビングで大活躍しているのが、ご家族お気に入りのプロジェクターです。
家づくりの計画時は「小屋裏をプロジェクター部屋にしたい」というお話もありましたが、いざ暮らしが始まってみると、1階のオープンなリビング階段周りで映す心地よさにすっかり大満足されているそうです 。

「色んなところに映せるんですよ!明るすぎる時は廊下側に映してみたり、暗くなれば障子側の壁に映してみたり。階段に置いて、こっちに向けたりあっちに向けたり・・・」(奥様)
大画面の映像を映し出すと、そこが家族だけの特別な映画館に早変わり。
そこには、お子さんたちならではの、とっても愛らしい過ごし方がありました。
「(プロジェクターで観る時)こどもたちが二人で並んで、足をブラブラさせて座ってる姿も可愛いです(笑)。二人で食べものを持って行って、食べながら観たりとか(笑)。こっちとしては、汚い手で触らないでよーとかもあるんですけど(笑)、まぁでも、いい感じです」(奥様)

最初はオープンな階段に「子どもが落ちたらどうしよう」という心配もあったそうです。
実際にお子さんたちが危なくないように降りてくれているのを見て、「使ってみたら仕切らなくて良かった」と振り返る奥様 。リビング階段は、Iさん一家にとって暮らしを彩る大好きな居場所になっています。
毎日が旅館気分。
木の香りに包まれるお風呂

暮らしの質をぐっと高めてくれたもう一つの場所が、板張りにこだわった浴室です。
お風呂の扉を開けた瞬間に広がる芳醇な木の香りは、まるで温泉旅館にやってきたかのよう。
「自然素材のいい香りの入浴剤を買ってみたんですけど、浴室自体がいい香りなので、あれ?これいるかな??ってなって。全く使う必要がありませんでした(笑)」(奥様)
1日の終わりに、ご主人様が一人で静かにのんびりと湯船に浸かる時間は、何にも代えがたい至福のひととき。
「唯一、欲を言えば、洗い場をもうワンサイズ広くしておけば完璧だったかも!」という微笑ましい本音も飛び出すほど、このお風呂を心から気に入ってくださっています。
「心地よすぎて、片付けが止まってしまいました」
家の中のどこにいても、自然と居場所が見つかるような感覚。家族みんなが、それぞれ心地よく過ごされていました。
お二人に「今の暮らしを一言で表すと?」と尋ねると、たくさんの温かい言葉が返ってきました。

「『豊か』『心地いい』『穏やか』『ほっとする』……かもしれません。
気付くと、家で過ごす時間が一番好きになっていました。以前の賃貸暮らしの時は、住みづらさや不自由さから、ついイライラしてしまう場面もあったんです。でも今は、お家で過ごす時間そのものが好きになって、気持ちにも余裕ができました。
『おうちが一番素敵だから』と、すっかり旅行にも行かなくなりましたね(笑)」(奥様)
「確かに『安心感』はすごくあるね。あと、とにかく『あたたかい』。
建物はもちろんですが、気持ちもあたたかくなるし、色んな温かみがある」(ご主人様)

あまりの心地よさに、実はまだ2階や押し入れの片付けが一時ストップしたままなんです、と笑うIさん夫妻。
完璧に整った空間というより、家族が自然体で過ごしている時間そのものが、この住まいらしい風景なのかもしれません。
・つづく・
次回(第3回)からは、Iさん一家のライフスタイルの核でもある「食」にスポットを当てていきます。
子どもたちと並んで立つ広々とした造作キッチンの使い勝手や、薪ストーブのオーブンで楽しむ手作り料理のエピソードなど、「台所からはじまる豊かな暮らし」をお届けします。
どうぞお楽しみに!

執筆者 /
テシマ
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