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有限会社  コアハウス

リノベーションか、建替えか?その前に考えたいこと

2026 / 06 / 17 更新

リノベーションか、建替えかで
悩まれてはいませんか?

コアハウスで取扱中の川口町の中古住宅。
リノベーションか、建替えか検討している物件。

最近、福山市・備後エリアでも、

「今の家を活かしてリノベーションしたい」
「建替えも考えている」

というご相談を頂くことが増えてきました。

建築費の上昇や金利のニュースもあり、できるだけ無駄のない選択をしたいと考える方は増えているように感じます。

ただ、リノベーションが正解なのか、建替えが正解なのか。これは、金額だけで決められるものではないなぁ……と思っています。

今の建物がどんな状態なのか。基礎や構造に、無理なく手を入れられるのか。そして何より、これからどんな暮らしをされたいのか。

そのあたりを一緒に整理しながら、考えていけたらと思っています。


リノベーションでは
届かなかったこと

以前、リノベーションのご相談から始まったお客様がいらっしゃいました。

ご実家には立派な日本庭園があり、お母様が生前に手を入れられた菊間瓦の屋根も残る、大切に住み継がれてきた家でした。

最初はご希望を受け、元の家を活かす方向でプランと見積りを進めました。

リノベ案は、当時で約2,000万円強。間取りの見直しや、性能の改善も盛り込んだ計画でした。

ただ、考えていく中で、「ここまで費用をかけても、どこまで暮らしが良くなるだろうか」という疑問が、お施主さまに見えてきました。

リノベーションは、元の建物を活かす工事。良くできることもたくさんあります。でも、元の構造や間取り、断熱気密の取り方には、どうしても制約があります。

これから30年、安心して暮らせる家にしたい。そう考えた時、費用をかけてもなお、限界が残る部分がありました。2,000万円強という金額は、決して小さな金額ではありません。

だからこそ、「そのお金で、本当にこれからの暮らしが良くなるのか」を慎重に考える必要がありました。

その時に、お施主様が話してくださったのが、亡くなられたお母様が自宅で療養されていた頃のことでした。

病気で療養されていた頃、部屋は2階。トイレは1階。

移動するだけでも、数人掛かりだったそうです。

痛みに耐えながら、「なんでこんなに辛い思いをしないといけないのか…」と話されたことが、今でも忘れられないと言われていました。


建替えを選んだ理由

最終的に選ばれたのは、建替えでした。

費用は約3,000万円。リノベーション案より高額です。

当時はコロナ禍のウッドショックで、建築費の上昇も心配されていた時期でした。それでも、長期優良住宅の補助金なども活用しながら、建て替えという選択をされました。

安心できる性能。使いやすい間取り。これからの介護や老後にも備えられる暮らし。

そう考えると、追加の費用にも意味があると判断されたのだと思います。

先日お伺いした際、93歳になられるお父様も元気に暮らされていました。

お施主様は笑いながら、

「この家じゃなかったら、親父はもうおらんかったかもしれんな」

と冗談交じりに話してくださいました。

でも、その言葉には、元の家と、この家で暮らしてきた実感が込められているように感じました。


暮らしを活かせたリノベ例

一方で、リノベーションを選ばれたご家族もいらっしゃいます。

こちらは、おばあ様の療養がきっかけでした。

お母様が住むご実家は、お祖父様・お祖母様が購入された、三十数年前の建売住宅でした。昔ながらの田の字型に近い間取りで、北に台所、南に居間と仏間のある客間がありました。

おばあ様は、南の仏間の客間で療養されていました。

でも、家族が使う居間は客間の奥。

生活感のある台所を通るか、おばあ様が療養されている客間を通らないと、居間に行けない間取りでした。

友人を家に招くことも難しい。

おばあ様にとっても、仲の良いご近所さんがお見舞いに来られても、気軽に中へ通してあげにくい。

そういう困りごとがありました。


形を活かし、暮らしを再構成する

建物を調査すると、形が素直で、ひと昔まえの建物としては珍しく耐震的な弱点が少ない建物でした。構造的には、大きく手を入れ過ぎずに活かせる可能性がありました。

そこで、建物を残しながら、

介護や福祉の利便性、
友人や知人の動線、
見守りのしやすさ、
日々の暮らしやすさ。

そうしたことを、間取りの"入れ替え"によって整えていきました。

1階・2階のフルリフォームで、費用は約1,800万円。新築と同じ性能ではありません。

でも、温熱感や構造強度も改善し、おばあ様からも療養の質が上がったという感想をいただきました。何より、ご家族全員の困りごとが解消され、暮らしやすくなったことを喜んでいただけました。


どちらを選ぶかより、
何を残したいか

建替えを選ばれたお客様。リノベーションを選ばれたお客様。

どちらも正解だったと思います。ただ、最初から答えが決まっていたわけではありません。

建物の状態、
基礎や構造、
これからの暮らし、
そして、ご家族が何を残したいのか。

それらを一つずつ整理していった先に、それぞれの答えがありました。

建替えか。リノベーションか。

大切なのは、その二択から考え始めることではないのかもしれません。

ちなみに、リノベーションは、市街化調整区域や農地など、土地や建物の条件によって進め方が変わることもあります。土地や法規の確認が必要になりそうな方は、こちらも参考にしてみてください。

[福山市で農地に家を建てるには?|市街化調整区域と50戸連たん制度→]

福山市・備後エリアで、リノベーションか建替えか迷われている方は、まずは、「何を残したいのか」から、一緒に整理してみませんか?

リノベーションか、建替えるか。まずは、今ある家の可能性を一緒に整理してみませんか。

図面や写真、物件資料があればお持ち下さい。まだ資料が揃っていない段階でも、ご相談いただけます。

[今ある家を活かすリノベ相談会を見る]
[施工実績:リノベーション→]
[施工実績:#建替え→]


執筆者 /

代表 千葉大輔

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